2022年07月01日

牡蠣は冷凍保存がオススメ!むき身・殻付き牡蠣の冷凍方法と解凍方法を解説

10牡蠣-冷凍

生で食べても、加熱してもおいしい牡蠣ですが、あたりやすい食材というイメージがあり、正しい保存方法に自信がないという方も多いのではないでしょうか。実は牡蠣は、むき身でも、殻付きでも下処理をきちんとおこなうことで、1ヶ月程度冷凍保存することが可能です。今回は、牡蠣をおいしく冷凍保存する方法と解凍方法について、詳しくご紹介します。

牡蠣は冷凍保存がオススメ

牡蠣は、生ものであるだけでなく、食中毒を引き起こすケースもあるとてもデリケートな食材なため、冷蔵で保存した場合には、3日しか日持ちしません。おいしい牡蠣を長期保存したいという場合には、冷凍保存するのがオススメです。冷凍保存であれば、1ヶ月程度おいしくいただくことができます。

とはいえ、やはり冷凍保存すればするほど風味が落ちてくるため、早めに食べるようにしましょう。また、生食用の牡蠣でも、冷凍した場合には生食には適さないため、しっかりと加熱調理するように注意してください。

牡蠣の冷凍方法・解凍方法

ここでは、牡蠣をおいしく冷凍するための方法と解凍方法をご紹介します。解凍後にさっと料理に使用したい場合にはむき身を、焼き牡蠣として楽しみたい場合には殻付きの牡蠣を冷凍するようにしましょう。

むき身の冷凍方法

むき身は、まず塩水と片栗粉を使って、汚れやぬめりを取り除く必要があります。ボウルに牡蠣のむき身を入れたら、1つの牡蠣あたり小さじ1/2くらいの片栗粉をふりかけ、優しく馴染ませていきましょう。

次に、別のボウルに3%の塩水を用意し、牡蠣を塩水の中でゆすぎ洗いしていきます。塩水ではなく、普通の水道水を使用してしまうと、牡蠣が水分を吸いこんで水っぽくなったり、加熱した際に身が縮みやすくなったりしてしまうため、注意しましょう。

きれいに洗えたら、キッチンペーパーを使って水分を拭き取ります。次に、金属のバッドに牡蠣を並べ、1時間冷凍します。この段階では、牡蠣がくっつかないように表面を凍らせるのが目的なので、牡蠣同士が重ならないよう注意してください。最後に、冷凍保存用の袋に牡蠣を入れ、空気をしっかり抜いた上で口を閉じたら完成です。

むき身の解凍方法

牡蠣のむき身を解凍する際には、塩水で解凍させるのがポイントです。必要な分だけ取り出し、3%の塩水に1時間くらい放置しておきましょう。冷凍庫から出して、直接加熱してしまうと、身が縮んでしまうため、注意が必要です。解凍した牡蠣は、下処理も全て済んでいるため、すぐに調理に使用することができます。

殻付き牡蠣の冷凍方法

殻付きの牡蠣も、そのまま冷凍保存することが可能です。まずは、水の入ったボウルに牡蠣を付けて、殻の表面にある汚れをていねいに取り除きましょう。落ちにくい汚れは、タワシを使うことで簡単に落とすことが可能です。次に、殻の表面にある水気をキッチンペーパーで拭き取り、冷凍保存用の袋に入れたら完成です。

殻付き牡蠣の解凍方法

殻付き牡蠣は、電子レンジを使用することで簡単に解凍できます。まずは、耐熱皿に殻付きの牡蠣を1つのせてふんわりとラップをかけ、500Wで4分程度加熱します。次に、食事用のナイフか牡蠣用ナイフを牡蠣の殻の間に差し入れ、殻を開きましょう。手を怪我しないように、軍手を使用するのがオススメです。殻が開いたら、身を取り外し、塩水で洗って完成です。

冷凍牡蠣のレシピ

ここでは、冷凍牡蠣をおいしく調理するレシピをご紹介します。

ホイル焼き

思い立ったらすぐに調理できるのが、牡蠣のホイル焼きです。まずは、アルミホイルを二重にして舟形にし、中に薄切りした玉ねぎやキャベツ、白菜などを敷きつめます。その上に解凍した牡蠣を並べ、バター1かけらをのせ、醤油をかけます。

アルミホイルをしっかりと閉じて、オーブントースターで15分程度加熱すれば完成です。お好みで、ネギや大根おろしをトッピングしましょう。簡単にできるため、おかずとしても、酒の肴としても最適です。

牡蠣フライ

牡蠣料理の中でもとくに人気が高いのが、牡蠣フライです。まずは、冷凍牡蠣を塩水で解凍したら、いつもよりも念入りに水分を取り除きます。水分が残っていると、油ハネにつながるため、注意してください。

次に、牡蠣にコショウで下味を付けていきます。そして、小麦粉・溶き卵・パン粉の順番にしっかりとまぶしてください。パン粉を選ぶときには、生パン粉を使用することで、よりサクサクとした食感に仕上げられます。

そして、160℃の油で、弱火で揚げ焼きにしていきます。とくに、冷凍牡蠣を使用する場合には、低めの温度でじっくりと時間をかけて中まで加熱するのがポイントです。3分ほど立ったら裏返し、さらに1分半ほど揚げ焼きにします。

仕上げでは、強火にして上下に火を通すことで、衣をカリッとさせることが可能です。衣がきつね色になったらバットに取り出して、さらに余熱を加えて完成です。

まとめ

今回は、牡蠣の冷凍方法や解凍方法、また冷凍牡蠣を使ったレシピについてご紹介しました。冷蔵保存では長くて3日しかもたない牡蠣も、冷凍することで1ヶ月程度おいしく楽しめるようになります。むき身でも殻付きでも簡単に冷凍できるため、ぜひ適切な保存方法でおいしく牡蠣をいただきましょう。

兵庫県網干にあります「平成水産」では、「成寿牡蠣」という自慢のブランド牡蠣をご用意しております。成寿牡蠣の魅力は、なんといってもそのプリプリとした食感と臭みのなさです。むき身・殻付きとどちらもご用意しておりますので、ぜひ一度ご賞味ください。